■脊椎圧迫骨折とは
脊椎圧迫骨折とは、背骨の骨(椎体)がつぶれてしまう骨折です。骨粗しょう症を持つ高齢の方に多く、転倒や日常動作でも起こることがあります。
主な症状は背中や腰の痛み、猫背や身長の低下、動きづらさなどが見られます。

■ 脊椎圧迫骨折に対する訪問マッサージの施術について
症状や体力に応じて、ベッド上でも無理なく受けられる施術を行います。
【主な施術内容】
• 緊張した背中や腰の筋肉を優しくマッサージ
• 股関節・膝関節の可動域を広げるストレッチ
• 姿勢保持や呼吸を意識した指導
• 必要に応じて、座位や立位での軽いリハビリ動作
■実際の症例
神戸市灘区 O様(80代・女性)
ある日突然腰の強い痛みで動けなくなり、病院で検査の結果、腰椎3番の圧迫骨折と診断されました。コルセットを作成して安静と服薬で療養しておられましたが、痛みのために夜もあまり眠れず生活に支障をきたしておられました。
| 時期 | 状態・施術内容 |
| 初回 | 腰の痛みで寝返りも困難。主に背部の筋緊張緩和を実施。 |
| 1か月後 | 痛みが軽減し、座位保持が安定。下肢の可動域訓練を開始。 |
| 3か月後 | 杖歩行で室内移動が可能に。自主トレも継続中。 |
「骨折してからずっと不安でしたが、先生にマッサージしてもらって、だんだん動けるようになりました。週2回の訪問が心の支えです。」(ご本人談)
圧迫骨折後は痛みと不安で動かなくなってしまう方も多いですが、継続的なケアで体も心も前向きになります。ご自宅で安心して受けていただけるよう、寄り添った施術を心がけています。
