■多発性硬化症とは

多発性硬化症(MS)は、中枢神経(脳や脊髄)の神経線維を覆う「髄鞘」が障害される自己免疫性の疾患です。症状は個人差が大きく、手足のしびれ・麻痺、歩行障害、筋力低下、視力障害、疲労感などが繰り返し出現することが特徴です。進行すると日常生活の動作にも支障をきたすことがあります。

■多発性硬化症に対する訪問マッサージの施術について

訪問マッサージでは、筋肉の緊張やこわばりを和らげ、血流を促進することで、関節の可動域の維持や二次的な筋萎縮の予防を目指します。さらに、リラクゼーション効果により疲労やストレスの軽減を図り、生活動作のしやすさをサポートします。症状の進行度に応じて、やさしいマッサージや機能訓練的な施術を組み合わせて行います。

■実際の症例

神戸市東灘区 H様(70代・男性)

H様は数年前に多発性硬化症と診断され、歩行時のふらつきや下肢の筋力低下により外出が困難となりました。訪問マッサージを週2回継続することで、下肢の筋緊張が和らぎ、歩行器を用いた移動が安定しやすくなりました。日常生活での動作も少しずつ行いやすくなり、ご本人・ご家族ともに改善を実感されています。

■ご利用者様の声

「外に出るのも不安でしたが、自宅に来てもらえるので安心です。施術を受けると足が軽くなり、動きやすくなったのを実感しています。気持ちもリラックスできるので毎回楽しみにしています。」