■シェーグレン症候群とは

シェーグレン症候群は、自己免疫疾患のひとつで、涙腺や唾液腺などの外分泌腺が主に障害される病気です。代表的な症状は「ドライアイ」「ドライマウス」ですが、全身の関節痛や筋肉のこわばり、倦怠感、末梢神経障害などを伴うこともあります。慢性的な疲労感や体のだるさのため、日常生活に支障をきたすケースも少なくありません。

■シェーグレン症候群に対する訪問マッサージの施術について

訪問マッサージでは、関節や筋肉の緊張を和らげ、血流やリンパの循環を改善することを目的とします。特に、関節痛や筋肉のこわばりに対しては温熱療法や軽いストレッチを組み合わせることで、疼痛の軽減や可動域の維持に効果が期待されます。また、自律神経のバランスを整えるようなリラックス効果も重視し、慢性的な倦怠感の緩和を図ります。

■実際の症例

芦屋市 M様(70代・女性)

M様は長年シェーグレン症候群により全身のだるさや関節の痛みに悩まれていました。特に手足のこわばりが強く、歩行や立ち上がり動作に不便を感じておられました。訪問マッサージを週2回取り入れることで、血行が改善し、手足の動きが少しずつスムーズになりました。現在では散歩や近所へ買い物に出かける機会も増え、生活の質が向上されています。

■ご利用者様の声

「体がこわばって思うように動かせなかったのが、少しずつ楽になってきました。外に出るのも億劫だったのですが、今では気持ちも前向きになり、生活に張り合いが出ています。自宅に来ていただけるので安心して続けられます。」