
■脊髄ヘルニアとは
脊髄ヘルニアとは、背骨の中を通る脊髄が圧迫されてしまう病気です。主に加齢や外傷などが原因で起こり、手足のしびれや痛み、筋力の低下、歩行のしづらさなどの症状が出ます。重い場合は、日常生活に大きな影響を与えることもあります。
■脊髄ヘルニアの治療について
脊髄ヘルニアの治療は、症状の程度によって方法が変わります。軽い場合はお薬やリハビリで痛みやしびれを和らげる保存療法が中心です。症状が強く、歩行が難しくなるような場合には、圧迫を取り除くための手術が行われることもあります。
■脊髄ヘルニアの後遺症について
脊髄ヘルニアの後遺症では、下肢のしびれや筋力低下、関節のこわばり、歩行の不安定さなどが続くことがあります。これらの症状により、立ち上がりや歩行動作に不安を感じる方も少なくありません。
■脊髄ヘルニアの後遺症に対する訪問マッサージの施術について
訪問マッサージでは、固くなった筋肉をやさしくゆるめ、血流やリンパの流れを促進することで、しびれや痛みの緩和を目指します。また、関節可動域を広げるストレッチや運動療法を組み合わせ、日常生活での動きやすさを改善します。姿勢の改善によって、ヘルニアの生じた部位にかかる負担を減らして痛みの再発を防ぎます。
■実際の症例
神戸市長田区 O様(60代・男性)
脊髄ヘルニア手術後、下肢のしびれと歩行時のふらつきが残り、外出に不安を感じていました。週2回の訪問マッサージで下肢の筋緊張を緩め、股関節や膝関節の可動域訓練を実施。3か月後には歩行距離が延び、買い物にも少しずつ出かけられるようになりました。
「足のしびれが少し楽になり、立ち上がるときの不安が減りました。自宅で施術を受けられるので安心です。今は散歩の時間を楽しみにしています。」(ご本人談)
