
■くも膜下出血とは
くも膜下出血とは、脳を覆う「くも膜」と「脳」の間に出血が起こる病気で、主に脳動脈瘤の破裂が原因となります。発症すると激しい頭痛や意識障害を伴い、命に関わる重篤な状態となることもあります。手術や急性期治療を経て回復しても、運動麻痺や筋力低下、しびれ、関節のこわばりなどの後遺症が残ることがあります。
■くも膜下出血に対する訪問マッサージの施術について
訪問マッサージでは、出血後の後遺症により動きが制限されやすい関節や筋肉に対して、血流促進・関節可動域の維持・筋緊張の緩和を目的とした施術を行います。また、寝たきりによる褥瘡や廃用症候群の予防も大切なケアのひとつです。ご利用者様の生活状況に合わせ、無理のない施術で日常生活動作の向上をサポートします。
■実際の症例
神戸市長田区 U様(50代・男性)
Y様はくも膜下出血後に片麻痺が残り、外出も難しい状態でした。訪問マッサージを継続することで、麻痺側の筋肉の緊張がやわらぎ、関節の動きが少しずつ改善しました。現在は介助を受けながらも、以前よりスムーズに立ち座りができるようになっています。
■ご利用者様の声
「発症後は体が思うように動かず、不安でいっぱいでしたが、先生が定期的に来てくださるので安心できます。マッサージを受けると体が軽くなり、夜もよく眠れるようになりました。少しずつ動ける範囲が広がってきて、とてもありがたいです。」
